[アップデート] EC2 Mac インスタンスで macOS Sequoia が利用可能になりました
いわさです。
先日 EC2 Mac で Sequoia が使えるようになりました。
業務 PC のアップグレードがまだで、ちょっと Sequoia で試したいことがあり起動して VNC で動作確認までしたのでその様子を紹介します。
AMI のバージョン確認
EC2 Mac は東京リージョンでも使えるのですが、ごく一部のモデルのみが利用可能で M2 だと使いたい場合はバージニア北部リージョンである必要があります。
ただ、今回の OS バージョンアップは東京リージョンも対象みたいなので、今回は東京リージョンで試してみました。
まず EC2 インスタンス作成時には次のように macOS Sequoia の AMI が確認出来ました。
専有ホストのサポートバージョン確認
EC2 Mac は専有ホストが必要になるのですが、専有ホストのファームウェアバージョンによってサポートされる OS が異なる場合があります。
以前のバージョンアップで専有ホストのプロパティとして、対象ファームウェアバージョンで利用出来る OS バージョンを確認出来るようになっています。
15.0 が利用可能だと確認が出来ます。
macOS の最新は本日時点では 15.1 ですが、専有ホストは 15.0 ですね。
後ほど確認しますが、本日時点では AMI として 15.1 は提供されていません。
VNC での接続確認
折角なので VNC クライアントからの接続も行ってみます。
以下の記事を参考に有効化やポートフォワーディング設定までを行い、Finder から接続します。
接続出来ました。
ログインしてバージョンなどなど確認してみますか。
やはり、バージョンは 15.0 ですね。
別途試してみたいですが、専有ホストのサポートバージョンに 15.1 が記載されていなかったのがちょっと気になります。バージョンアップ出来るのかな。
ちなみに私は 15.0 の最新機能である iPhone ミラーリング機能を試してみたかったのですが、この機能は iCloud に加えて Wi-Fi 接続が必要で、EC2 Mac からだとそのままでは難しそうでした。
[注意点] ローカルネットワークプライバシー機能
AWS 公式ドキュメントでも言及されていますが、macOS 15.0 からローカルネットワークプライバシー機能が導入されています。
macOS Sequoia (version 15) has a new Local Network Privacy feature that impacts users of local IP-based services, including Amazon EC2 Instance Metadata Service (IMDS).
To make sure that you have uninterrupted access to local IP-based services, use the following steps to approve the Local Network Privacy policies.
これによって IMDS などローカルネットワークを指定するサービスが失敗することがあるらしいので以下に従って許可設定を行いましょう。
本機能の Apple 公式ドキュメントはこちらになります。
さいごに
本日は EC2 Mac インスタンスで macOS Sequoia が利用可能になったので試してみました。
ローカルネットワークプライバシーなど注意点が少しありますが、評価用に仮想マシンなどで Sequoia の動作確認をしたかった方などはぜひ試してみてください。